4月8日(火)本校大教室にて総合養成科第44期生、食肉販売科第19期生の入学式を挙行しました。
入学生は、1年・半年コースの総合養成科が22名、3.5か月コースの食肉販売科が17名の計39名。
農林水産省や群馬県庁、独立行政法人農畜産業振興機構などのご来賓、ご父兄の方々のご出席のもと、少し緊張した面持ちながらもこれから始まる学校生活への期待でいっぱいの様子でした。
入学式終了後の自己紹介では、趣味や特技についての話を交えながら、「たくさんの技術と知識を習得し、将来家業をついで地元の発展に貢献したい」など決意を表明。将来の食肉業界を担うべく、第一歩を踏み出しました。北は北海道から南は沖縄県まで、日本全国から集まった学生たちは、全寮制のもと、競い合ったり励ましあったりしながら、日々成長していくことと思います。
今年度、全国の食肉センター等と連携し、今年度に食肉処理製造技術(部分肉)資格認定制度(通称「部分肉製造マイスター」制度)を立ち上げ、3月21日(金)、22日(土)に平成19年度の資格認定試験を実施しました。今年度については豚肉の資格について実施しました。
この試験には全国の各食肉センターから選出された指導者であるか、指導者になるべき者25名が受験し、16名が合格しました。
この資格制度の趣旨は、食肉処理製造について高度な技能を有するものに対して資格を付与することを通じて、食肉処理製造全般にわたる技術の向上を目指すとともに、食肉処理製造における高度な技術と技能者に対する社会的な評価を高め、もって技能者の確保と地位向上を目的としています。
受験資格は、原則として食肉処理製造にかかる業務に関して、勤務歴・実務経験7年以上で、企業からの推薦者または食肉学校の卒業生。
初日の3月21に学科5科目(①食肉流通・肉畜生理、②取引企画、③品質・衛生管理、④原価計算、⑤食肉関連法規)を実施、2日目の22日に豚枝肉から部分肉を製造する実技試験を実施しました。
そして3月24日、農畜産業振興機構会議室において、第三者で構成する資格認定委員会(委員長:九州大学大学院 甲斐 諭教授)を開催し、学科において1科目最低60点以上で平均70点以上、かつ、実技80点以上を得点したものを合格判定しました。
合格者は次のとおりgoukakusyameibo1.pdf
最近における団塊の世代の大量退職で食肉製造技術の伝承が厳しくなってきている現状の中で、この資格制度により、食肉製造技術者の地位向上と指導者育成に貢献することが大いに期待されています。
また、今後、これら部分肉製造マイスター資格を付与されたものによる食肉に関する食育等の社会貢献活動も期待されています。
平成19年度通信教育講座『食肉流通業務実践コース』の受講者及び平成18年度の同コース修了生を対象としたスクーリングを3月4日~6日に開催しました。
本年度は、『豚肉』をテーマとした開催で、参加者は44名でした。
1日目は、本校講師による「枝肉脱骨」と「豚肉調味品の味付け」の演習と「最近の流通・販売の特徴」「食肉加工概論」の講義をしました。
2日目は、2班に分かれて「加工品製造実習」と「原価計数管理・値入計算」を半日ずつ交代で実施しました。
ソーセージ充填作業 原価計算演習
3日目は、「豚精肉実習」演習と「調理・ミートデリカ」の実習、昼食にはミートデリカで作った調理品を試食しました。
調理実習 試食タイム
スクーリングアンケートの結果でも受講生の皆さんに十分ご満足いただけたようです。
今後も通信教育で学んだことをご活用いただき、ますます食肉業界で活躍していただきたいものです。
来年度は『牛肉』がテーマです。
2月29日(金)本校大教室で総合養成科第43期生の卒業式を挙行しました。
卒業生24名は昨年4月10日に入学してから1,577時間の訓練時間を終え、晴れてこの日を迎えることができました。
式では学校長から卒業生一人ひとりに「一年間よく課業に精進した」、「卒業後も努力を忘れないように」とメッセージをおくりながら卒業証書が授与されました。
また、卒業生スピーチでは、多数の来賓者の前でお世話になった先生方への感謝のことばや一年間ともに過ごした仲間たちへの想い、卒業後の決意などを披露。感極まって涙ぐみ卒業生もいました。
全国に巣立った24名の今後ますますの精進とご活躍を祈念いたします。
2月28日(木)総合養成科の学生は玉村町文化センターで、卒業記念発表会を開催しました。
卒業記念発表会は学生の最後の課業で、入学動機や学校生活で学んだこと、卒業後の抱負について発表する1年間の総まとめです。
発表は「自分で望んで入学したわけではなかったが、たくさんの人と出会い、授業を受けるうちに食肉に対しての思いが強くなりました」といったものや「寮生活であいさつ・5分前行動・ルールを守ることなどが社会人としてとても重要だと学びました。また、集団生活のなかで気配り・責任感などが身につきました。この学校でともに過ごした仲間たちは私の大きな宝物です」、「卒業後は学校で学んだことを活かし、東京で10年くらい修行をします。その後、実家を継ぎ、地域で一番の肉屋にします」など、派遣元への感謝の気持ちや将来への決意を参観者や教職員に堂々と発表。1年間で成長した姿を披露してくれました。
神々のご来光(来校)?
今年の感謝祭は、大雪に見舞われ大変でした。
この大荒れの天気の中、なんと歴代の常務4名が学校へお出でくださいました。
思わぬご来校にビックリ!
感謝祭のあわただしい中、何もお構いできず・・・・すみませんでした。
もしかすると、この天変地異はこの方々(神々)の影響??だったのでしょうか。
前列左から 第4代常務 鈴木(隆)様、第3代常務 武内様
後列左から 第5代常務 門馬様、第7代常務 鈴木(秀)様、髙橋常務
2月24日(日)、「卒業記念感謝祭2008」を開催いたしました。
卒業記念感謝祭は総合養成科の学生の卒業前に学生手作りの精肉・加工品・惣菜などをほぼ原価で販売し、地域の方々に1年間の学習成果を披露する恒例行事。
学生たちは学校で学んだ基礎知識や校外実習で学習したことを活用し、手作りポップの作成やチラシの配布などの販促活動や商品の製造、原価計算など実際の現場を意識して、事前準備に取り組みました。
前日に降り積もった雪や強風など当日はあいにくの悪天候でしたが、約300名の方々にご来場いただき、行列ができるほどの大混雑。学生は大忙しの様子でしたが、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」と感謝の気持ちをこめて丁寧に対応していました。
1年間の成果を存分に発揮することができ、学生たちにとって忘れられない思い出になったことと思います。
第5回目(2月21日)は、いよいよ実践実技講座の最終日です。
「行列のできるメンチカツ」で有名なサトウ食品株式会社 専務取締役 佐藤伸一氏に『専門小売店の牛枝肉処理と販売促進法』を講義していただきました。
牛枝肉の評価ポイントや専門店ならではのカット技術、用途に合わせた小売商品づくりのノウハウをご教授いただきました。
仕事・現場の楽しさと厳しさ、消費者の方へ「食」を提供する販売者としての責任や役割を実体験からご指導いただきました。
国産牛を教材に評価のポイントを解説 芸能人さながらの写真攻め
学生も実践実技講座を終了し、いよいよ 卒業に向けあと1週間
卒業目前の本講座で将来の目標や自分の進むべき道もしっかり見えてきたことでしょう。
あとは、24日の感謝祭、28日の卒業記念発表会、そして29日の卒業式・・・残り少ない日々を仲間と共にがんばろう!!
第4回目(2月20日)の実践実技講座は、株式会社弘 代表取締役 西田哲也氏に『焼肉店の開業から商品づくりと経営管理』について講義していただきました。
西田講師も平成2年度食肉店舗科(現在の食肉販売科)第1期卒業生です。
現在、京都で焼肉店を4店舗経営するとともに焼肉業界、食肉業界の人材育成などにもご尽力されています。
授業では、焼肉店の開業から現在までの経緯、「京の焼肉処弘」ならではの国産牛肉フルセットからの商品づくりや焼肉店の経営管理のノウハウを実体験から丁寧に教えていただきました。
パワーポイントを利用しての講義 商品づくり~盛り付け提案まで
講師の一つ一つの技をデジカメでしっかり記録 立ち見も出る大盛況?
近年、一環経営を目指す牛・豚生産農家の学生も多く、将来は焼肉店の開業を夢見る者もいます。
先輩でもあり、起業者として成功されている西田様の姿は、学生にとって本当に「すばらしい★お手本」です。
第3回目(2月18日)の実践実技講座は、株式会社人形町今半の志賀洋一氏が講師でした。
「食肉専門店の販売促進技法」として牛かたロースからの商品づくりと接客マナーについて講義していただきました。
志賀講師は、本校の総合養成科第33期(平成9年)卒業生です。
老舗の人形町今半で、卒業後10年間勤務した先輩の高い技術に学生もうっとり?
将来の自分を夢描いた学生も多いことでしょう。
講師の手からは美しいスライスが・・・
挑戦してはみるものの・・・まだまだ練習が必要かも
ホワイトボードの板書も心に響きました。志賀様ありがとうごさいました。
1.約束は必ず守ること
2.親しくなっても礼儀を忘れないこと
3.言い訳は決してしないこと
4.お客様の前、他業者の悪口は言わないこと
5.お客様の手落ちをせめないこと
6.分からないことは即答せず後日返事
卒業生が教壇に立つ姿は、頼もしい限りです。
この中にも将来の講師候補がいるかも・・・
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