今年度、全国の食肉センター等と連携し、今年度に食肉処理製造技術(部分肉)資格認定制度(通称「部分肉製造マイスター」制度)を立ち上げ、3月21日(金)、22日(土)に平成19年度の資格認定試験を実施しました。今年度については豚肉の資格について実施しました。
この試験には全国の各食肉センターから選出された指導者であるか、指導者になるべき者25名が受験し、16名が合格しました。
この資格制度の趣旨は、食肉処理製造について高度な技能を有するものに対して資格を付与することを通じて、食肉処理製造全般にわたる技術の向上を目指すとともに、食肉処理製造における高度な技術と技能者に対する社会的な評価を高め、もって技能者の確保と地位向上を目的としています。
受験資格は、原則として食肉処理製造にかかる業務に関して、勤務歴・実務経験7年以上で、企業からの推薦者または食肉学校の卒業生。
初日の3月21に学科5科目(①食肉流通・肉畜生理、②取引企画、③品質・衛生管理、④原価計算、⑤食肉関連法規)を実施、2日目の22日に豚枝肉から部分肉を製造する実技試験を実施しました。
そして3月24日、農畜産業振興機構会議室において、第三者で構成する資格認定委員会(委員長:九州大学大学院 甲斐 諭教授)を開催し、学科において1科目最低60点以上で平均70点以上、かつ、実技80点以上を得点したものを合格判定しました。
合格者は次のとおりgoukakusyameibo1.pdf
最近における団塊の世代の大量退職で食肉製造技術の伝承が厳しくなってきている現状の中で、この資格制度により、食肉製造技術者の地位向上と指導者育成に貢献することが大いに期待されています。
また、今後、これら部分肉製造マイスター資格を付与されたものによる食肉に関する食育等の社会貢献活動も期待されています。
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