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FMA総合養成科44期生オーストラリア食肉研修(2月9日~14日)

2009年4月1日 水曜日  カテゴリー: 全国食肉学校  投稿者:管理者

2月FMA一行14名は、現地10日早朝、大陸東北の主要畜産地域クイーンズランド州の食肉輸出基地ブリスベン空港に到着するや直ちに、西へ150km高原都市ツーンバ近郊のオスト牛生産肥育地域に向かい、以降ブリスベン後背農業地域ロッキーバレーを南下してゴールドコーストの消費地域まで3日間に渡り、飼料穀物・子牛生産・成牛肥育(フィードロット)牧場、食肉加工処理工場、精肉店・量販店等流通施設及び調理食肉試食までの一貫した研修を実施した。

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現地初日210日マコーリーダウンズ牧場

日系資本の同牧場は100k㎡の面積を有し、ソルガムや大豆等飼料穀物を携帯ナビにより栽培管理し、アンガス種、豪州和牛種を子取生産、灌漑用水の確保を経営課題として総員6名で運営している。

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同牧場の移動潅水機(衛星ナビによる自動操作で自家ダム用水を潅水)

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10日ストックヤード社カーウイーフィードロット(収容規模9500頭

 

フィードロットは旱魃による牧草不足に対応するリスクカバーを主目的とする、脂肪交雑(霜降り、サシ)を重要視する主に日本向け輸出用の素牛肥育場でもあり、柵で狭く囲った牛を肥育する施設である。オーストラリアも含めて欧米の食卓では肉質の比較的固い牧草肥育(グラスフェッド)の牛肉を好むが、日本、韓国、中国等のアジア向け輸出先の嗜好に合わせて、出荷前に穀物肥育を行う農場(フィードロット)がQLD(クイーンズランド州)には集中している。

高原地帯のフィードロットから坂を下った牛は、南太平洋の東風がもたらす雨が緑豊かな畑作地帯ロッキーバレーの食肉加工処理場で処理され部分肉等製品としてブリスベン港からアジア、北米に向けて輸出されている。 “ダイアマンティナ”ブランドは1980年代の日本の耕地面積と同じ550haの私有地に散在する牧場を有するスタンブロークビーフ社のグランザム加工場(処理能力550/日)で製造されている。

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11日 スタンブロークビーフ社グランザム加工場正面玄関(場内写真撮影禁止)  

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12日消費地ゴールドコーストの食肉卸売会社トップカットフーズ社内 羊枝肉

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トップカットフーズ社(テンダープラス社)ゴールドコースト工場内ポーニング処理

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11日ロッキーバレー ガトンの“シュルツ精肉店”ラムチョップ肉7豪ドル/kg  牛ランプ肉6豪ドル/kg 

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12日ゴールドコースト ウールワース、コールズ等量販店に併設モール内の肉屋さん

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10日貸切研修用バスとガイド、ドライバー

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11日早朝QLDの高原の町ツーンバの宿舎(モーターイン)

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13日ノースシドニー MLAMeat and Livestock Austraria)豪州食肉家畜生産者事業団本部における 国際食肉流通と 豪州畜産事情の総括レクチャー後の記念撮影

  

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FMAFederal Meat Academy)全国食肉学校 山中学校長  

「豪州の皆さん 総合養成科44期生が大変お世話になり 有難うございました。」